うどんはさっぱりヘルシーな感じがしますが、一人前一杯のカロリーはどのくらいでしょうか? またダイエットに欠かせない糖質と炭水化物はどれぐらいでしょうか。
今回は、うどん100gや一人前のカロリーは?実は糖質と炭水化物は少ないのか?について解説していきます。
うどん100gや一人前のカロリーは?
うどん100gのカロリーが105kcalなので、一人前ひと玉250gだと263kcalになります。
ほかの主食と比較してみましょう。
主食100g | カロリー |
うどん | 105kcal |
白米 | 165kcal |
スパゲッティ | 170kcal |
食パン | 258kcal |
よって、同じ100gで比べたときには、うどんのカロリーが圧倒的に低いですね。うどんは意外にも日本人が好きな主食の中でもカロリーが低いですね。では、糖質や炭水化物の値はどうでしょうか?
うどんの糖質はどれぐらい?実は少ない?
うどんは低カロリーなことが分かりましたが、糖質量は100gあたり20.6g、1人分250gあたり51.5gです。
ダイエットには低糖質と言われていますが、この数値だけ見ても、高いの低いのか判断できませんね。
では、具体的に他の主食と糖質の量を比較してみましょう。
主食(100g) | 糖質量 |
うどん | 20.6g |
そば | 24g |
パスタ | 29.2g |
ごはん | 35.6g |
食パン | 44.3g |
主食 一人前 | 糖質量 |
食パン6枚切り1枚(60g) | 26.6g |
うどん1人前(250g) | 51.5g |
そば1人前(220g) | 52.8g |
ご飯1杯(150g) | 53.4g |
パスタ1人前(200g) | 58.4g |
同じ量で比較すると、上記の4つの中ではうどんが一番低糖質ですね。
糖質量は低いことがわかりましたが、炭水化物の量はどうでしょうか?そもそも、炭水化物と糖質の違いって何でしょうか?
炭水化物と糖質の違いは?
炭水化物は体を動かすエネルギーとなる栄養素のことで、糖質と食物繊維の2つに分けられます。一方で糖質は、炭水化物の中で消化しやすくエネルギーになるもののことですね。
具体的に、食物繊維は炭水化物の中で消化しにくく、エネルギーにはなりませんがお腹の調子を整える働きがあるもののことです。
食物繊維にはほぼカロリーがないので、糖質のカロリーと、炭水化物トータルでみたカロリーは同じと言えます。ダイエット方法して、炭水化物制限という言葉ではなく、糖質制限と言われるのは、糖質だけがエネルギーになり制限する必要があるからですね。
うどんの炭水化物の量は?
うどんの炭水化物の量は100gあたり21.6gになります。
では、炭水化物が糖質と食物繊維とを含んだ栄養素だと分かったところで、主食100gあたりの炭水化物の量を比べてみましょう。
主食(100g) | 炭水化物の量 |
茹でうどん | 21.6g |
ごはん100g | 37.1g |
食パン100g | 46.6g |
パスタ100g | 72.2g |
そば100g | 55g |
したがって、この中ではうどんが一番炭水化物の量が少ないですね。
うどんは太りやすい?
実はうどんは低カロリーで低糖質ですが、脂肪として吸収されやすい食品になります。
なぜかというと、うどんはGI値と呼ばれる食後の血糖値の上昇値が高い食品だからです。
詳しく説明すると、血糖値が急に上がると、インスリンが大量に分泌されます。インスリンは、糖質を脂肪に変える働きがあるため、脂肪として体に吸収されやすくなってしまいます。
この血糖値が急激に上がらないようにするための工夫として、食物繊維と一緒に摂るという方法があるので、わかめやきのこなどをたっぷりうどんに入れるのが良いですよ。
また、低糖質のうどん麺なら、普通のうどんよりは脂肪になりにくいのでオススメですね。
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日本人の主食であるご飯とうどんを糖質やカロリーで比較すると、うどんの方が低カロリー・低糖質なので、ダイエット向きに思えますね。
しかし、うどんは脂肪として吸収されやすい、太りやすい食品になります。ダイエットしていて、うどんが食べたくなった時は、量を調節し、具材で食物繊維を多く摂りよく噛んで食べるようにしましょう。