鍋を常温保存で一日放置するのはNG?!もう腐って食べられない?

鍋を常温保存で一日放置するのはNG?!もう腐って食べられない? 季節・イベント

冬の食卓は、温かい鍋料理にする家庭が多いのではないでしょうか。

鍋料理だとたっぷりと多めに具材を入れるので、余ることが多いですよね。

余った鍋の残りを冬だと鍋を常温で保存したり、一日放置したりしても外気が低いから大丈夫と考えている方も多いでしょう。

鍋を常温で一日放置すると、もう腐って食べられないのでしょうか。

今回は鍋を常温保存で一日放置するのはNG?!もう腐って食べられないのかについて解説します。

広告

鍋を常温保存で一日放置するのはNG?!

鍋の残りを常温一日放置するのはなるべく控えましょう。

NGマーク

冬は外気が低いので常温保存でも大丈夫だろうと思いがちですね。

しかし、冬でもエアコンをつけていて室温が高くなっているので傷みやすいのと、鍋料理は加熱していますが意外と菌が繁殖しやすいんです。

鍋の残りを加熱して常温保存を繰り返すほど、ウェルシュ菌が増殖しやすい温度になってしまうので要注意ですよ。

鍋に繁殖した菌

ウェルシュ菌とは具体的に土や水の中、健康な人や動物の腸内など自然界に幅広く生息している細菌のことです。

特に牛・鶏・魚が保菌していることが多く、注意が必要です。

見た目や匂いでは分からないですが、それを食べると、腹痛や下痢の食中毒症状を引き起こしやすくなります。

常温で一日放置してしまった場合は、季節に関係なく食べるのを控えた方が良いでしょう。

鍋の残りは何日持つの?

鍋の残りの日持ちについては、保存方法にもよりますが、安全面から考えると正しく冷蔵保存して次の日くらいを目安にしましょう。

具体的には

・鍋の残り→ なるべく早く(正しく冷蔵保存して次の日くらい)
・鍋の素    開封後 →一度で使い切り(個包装なら賞味期限まで)

鍋の残りはできればその日に食べきりたいですが、次の日以降も味も見た目も問題なく、食べている人も結構いますね。

広告

鍋の残りを日持ちさせる保存方法は?

鍋の残りをより日持ちさせたい場合には、冷蔵より冷凍保存がおすすめです。

3日目以降も鍋が残りそうな量の時は、冷蔵より冷凍保存しましょう。

なぜなら、細菌の多くは10℃以下で増殖スピードが遅くなり、マイナス15℃以下では増殖が止まるからです。

冷凍での保存方法

①一気に冷やす
食中毒の原因になるウェルシュ菌は、20℃〜55℃くらいが1番増える温度!
→鍋が冷める時に増殖するので、
鍋に氷水を張って素早く冷ます
②密閉保存容器に入れる
1食分ずつ入れるのがおすすめ
汁と具材は別に冷凍保存する方が風味や食感が落ちない
何度も解凍・加熱を繰り返すと味も落ちるので、小分けして真空パックやタッパーに入れる
③解凍時は凍ったまま鍋に入れて、弱火から少しずつ火力を上げて温め直す
冷凍保存なら1ヶ月ほど日持ちする
ただし、冷凍する場合は食感が変わる具材を取り除いた方が美味しく食べられる
★冷凍すると食感が変わりやすい具材の例
豆腐 もやし じゃがいも たけのこ

鍋の残りは日持ちしないので、確実に次の日に食べ切れる場合は冷蔵保存でもOKです。

しかし、それ以外では冷凍保存が一番安全です。

細菌は高温多湿下で活発になりますが、食べものについた菌を増やさないためには低温で保存することが重要ですよ。

広告

もう腐って食べられない?傷んだ鍋の残りの見分け方

傷んだ鍋の見分け方や食べられない状態の特徴を具体的に次に挙げていきます。

傷んで食べられない鍋の残り・鍋の素の特徴
<見た目>
変色、フワフワしたカビが生える
粘りが出る

<匂い>
臭い、アルコール臭
酸っぱい
鼻につく腐敗臭

<味・食感・触感>
酸っぱい

このような異変が生じると、食べられない状態だと気づくのですが、知らないと分からないのが見た目や臭いなどの異変が生じにくいウェルシュ菌です。

広告

まとめ

こちらの記事のまとめになります。

・鍋の残りの常温保存は次の日でも危険×
・2日目以降も食べる場合は冷凍保存がおすすめ
・ウェルシュ菌の食中毒に注意
・見た目や臭いがおかしい場合は食べるのはNG

煮込み料理は保存状態によってウェルシュ菌が増えやすいので、常温ではなく冷蔵保存しましょう。

鍋だけでなくカレーや煮物、味噌汁なども注意して下さいね。

素早く冷凍保存しておけば長持ちするので、ぜひこの方法を活用して、美味しく無駄なく食べましょう。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました